サービス前の心得

【1】
患者さんは術者に対し信頼の念を持って施術をお受けください。
このことは患者さん自身に直接施術の効果を見る計りでなく、その気持が術者に通じて熱心に施術ができ、さらに術者の正思念がまた患者さんに及ぶのです。
丁度ラジオの発信機と受信機の波長が合った様に、両者の心の一致が望ましいのであります。

【2】
施術を受ける前になるべく薄着となり、着物や帯や紐などは緩めるか解くかして、身体を押さえつけたり締めつけたりしない様にしておいてください。

【3】
施術中は身体のどこにも力を入れず、自然に委ねて極く柔らかにしていてください。
身体に力を入れて固くなりますと、施術を受ける時に痛いばかりでなく、効果も少なくなることもあります。

【4】
施術期間中は食物や入浴、深呼吸や運動法などについて、受けた注意を厳重にお守りください。

【5】
施術を受け始めると、人により早い人は2，3回目、遅い人でも7，8回目位に体がだるくなったり、悪寒に似たものや軽い疲労など、多少容態に変化が来る場合があります。これは効いてきた証拠で、回数を重ねるとともに気持ちよくなりますので、安心して根気よく、目的を達するまで施術を続けられますよう切におすすめいたします。

【6】
悪寒のする方や高熱のある方、高血圧や妊娠中や出産直後の方など、特に身体に変調などのある方は施術前にお申し出ください。